「ちょっと!?美桜!?」



「ごめん!あたし、行かなきゃ!」



凛果と、舞には帰ってきたらいうから。



あたしは、宙人に会いたい。


その一心でただ走り続けた。



あたし、自分のことしか考えてなかった。



宙人に一緒にいたいけど



自分が傷つくのが、怖かった。



嫌だった。



宙人の気持ちを



考えられる余裕がなかった。