「その言葉。信じてる」 透也くんは、どこかに歩いていった。 あたし、こんなんじゃダメだ。 歩き出さなきゃ。 進むことを、恐れてはいけない。 あたしの人生。 あたしの選んだ道。 ママの分まで。 後悔しない人生を歩みたい。 「行かなきゃ…!」 あたしは、走り出した。 教室に戻って、カバンを持った。