「どんな答えでも必ず
前に進んでるんだ。
立ち止まってしまうか、進み続けるか。
その差だ。
だから、美桜もちゃんと進みなさい。
大切なものは、自分の手で、力で
しっかり、守りなさい」
パパは、いつものように
優しく微笑んだ。
「パパ。ありがとう。
なんか、元気出てきたよ!
あたし、答え出た!
ちゃんと、向き合う!」
手で、涙をぬぐって
思いっきり笑った。
「それでこそ、美桜だよ」
パパも、グッドポーズをした。
あたしが出した答えは…。
これからも宙人と一緒にいること。
そのために、あたし。
また歩き始めるよ。

