ママ…。


涙が、滲んだ後がある手紙。


懐かしいママの字。



あたしの目から、大粒の涙が流れる。



「ママのことだから


きっとこういうだろう。



涙は、美桜に似合わない。


笑顔を忘れちゃいけないよ。


笑顔でいれば幸せは必ず味方してくれる。


ってな」



「パパ…」


パパは、いたずらに笑った。



パパが言ったのは


ママの決まっていうセリフ。



あたしが、泣くと


いつも言ってた。