大好きなキミへ。



なに?あの女の人の声はなに?


なんなの?


浮気?いや、そんなんじゃない気がする。


浮気なんかしてる人が


あんな弱々しくあたしの名前を呼ぶはずがない。



嫌な予感しかしない。




そして、次の日。


宙人は、学校に来た。


見違えるほど、やつれた顔。


いつものような明るい笑顔は全くない。



「美桜。ちょっときて」



宙人に、呼ばれたから



ついて行った。



ついたのは、学校の屋上。