オレンジ色の約束




ガタンッ────


私たちが来た場所・・・屋上の扉を思い切り開いたみっちゃん。


そして地面に座った。


「夏美、強引でごめん。何で泣いてるの?」


走っている途中も、私は涙を流していた。


・・・今も。


「・・・教えてくれないかな?」


みっちゃんは、いつもより優しい口調で私に問いかける。


・・・みっちゃんに話したい。


みっちゃんに全部聞いて欲しい。


この苦しさを、全部打ち明けたい。


そう思った私は、ずっと閉じていた口を開いた。


「私、ずっと前から桜木くんのことが好きだったの。だけどさっき、桜木くんと抱き合ってた女の子がいたでしょ・・・。私っ、その子に・・・ヤキモチ焼いちゃって。あの子は、桜木くんのこと名前で呼んでたっ。それに、桜木くんもあの子のこと名前で呼んでて・・・っ。それを見たら私、悲しくなってきて・・・っ。だから・・・その・・・」


涙のせいか、パニックになっているせいか、言いたいことがはっきりと言えない。


でも、みっちゃんには伝わったと思う。