誰か来て・・・。
そう思った時。
私の後ろの方から、数人の足音がした。
みっちゃんたちが、来てくれた・・・?
期待をしながら勢いよく振り返ると、そこにいたのは大学生くらいの男の人数人だった。
・・・なんだ。
違ったのか。
え?
あの人たち、私の方に歩いてくる?
私は少し恐怖を覚え、浴衣の袖の部分をきゅっと握った。
「君、どうしたの?」
「友達とはぐれちゃった?」
私の方に近づいてきた大学生たちが、私に話しかけてきた。
「は、はい・・・」
「そっか。じゃあ俺たちが探してあげよっか?」
うそ。
この人たち、結構いい人だったりするのかな。
少女漫画とかなら、こういうのはだいたいナンパとかなんだけど。
ナンパとか、そうそうないか。
「ありがとうございます!」
心強い────。
