たこ焼きにヨーヨー釣り、綿菓子にりんご飴にイカ焼き。


たくさん屋台が並んでいる。


美味しそうな匂いを漂わせるその屋台の前をみんなで歩いている。


小学生の時みたいに、男の子と女の子に分かれるわけじゃなくて、私の隣に男の子がいたり、みっちゃんの後ろに男の子がいたりする。


これも仲がいい証拠かな。



「ねー。先になにか食べない?お腹空いた!」


みっちゃんが大きな声でそう言った。


みっちゃんの声は相当大きいけど、周りの音が大きすぎてみっちゃんの声もギリギリ聞こえるくらいだ。



「何食う?」


「無難にたこ焼きとかは?」


私たちは、清水くんの提案で、たこ焼き屋さんに向かった。


たこ焼き屋さんは結構混んでいて、買うのもなかなか苦労したけど。



たこ焼きを食べ終わり、私たちはまた歩き出した。