オレンジ色の約束



────ガラガラ


教室のドアが開き、反射的に私もドアの方を見た。


あ!ハルだ!


私は笑顔でハルのもとに駆け寄った。


「おはよう!ハル!」


「・・・はよ」


・・・ん?


ハル、元気がない?


ハルはガラにもなく下を向いていて、声も泣いた後のようにガラガラしてる。


・・・何かあったの?


ハル・・・。


一瞬でハルに何かあったということが分かったのに、何もしてあげられない。


何をしてあげればいいのか・・・わからない。


ハルはそのまま、自分の席についた。


私は胸を痛めながら立ち尽くす。


ハル?どうしたの?


そう聞いてあげることが出来たら・・・


私が力になれるように頑張る


そう言ってあげることが出来たら・・・


ハルの心は、少しでも晴れるのだろうか。