「急だけど、ハルと仲直りしないの?」
浅倉くんの直球な質問に、戸惑う私。
「・・・・・・できないよ・・・」
私は静かにそう答えた。
「何で?」
浅倉くんは本当、直球だなぁ。
それでも私は浅倉くんの質問に答え続けた。
「・・・もう、ハルは私のことなんて好きじゃない気がするから・・・」
あぁ・・・。泣きそう・・・。
最近私はハルのことを思うと、涙が出そうになるんだ。
喧嘩しちゃったせいかなぁ。
「晴人が菅野のことを嫌いになるはずがない。」
浅倉くんははっきりとそう言い、言葉を続ける。
「晴人、いつも菅野の話をするんだ。飽きるくらい。菅野の話をする時は、いつも笑顔で・・・。・・・・・菅野ともめた後、晴人、すごく苦しそうに俺に言ってきたんだ。『どうしよう。夏美に嫌われた。どうすればいい?』って。その時・・・晴人・・・泣いてた。普段全然泣かない晴人が、泣いてたんだ。そのくらい菅野のことが好きなんだ。今も・・・晴人は菅野のことを考えていると思う。・・・最近、晴人は笑わないんだ。笑っても上辺だけで。本当に辛そうだった。だからこうして、菅野に話に来たんだ。」
