オレンジ色の約束





そしてその日の放課後────。


「菅野!」


部活に行こうとした私を、浅倉くんが呼び止めた。


・・・浅倉くんの顔を見るの、久しぶりだなぁ。


「ちょっと、来て。話がある。」


・・・ハルのことだろう。


私は迷わずうなずき、浅倉くんのうしろを歩いた。



浅倉くんに連れてこられた場所は、屋上。


「急にごめん。だけど、どうしても話しておきたかった。」


少しの沈黙のあと、浅倉くんがそう言った。


「気にしないで。・・・話って、ハルのことだよね。」


私の言葉に、浅倉くんは静かに頷いた。