オレンジ色の約束




「ここが科学室。科学室はたくさんあるから間違えないように気をつけてね。2年生は大体第3科学室だよ!」


「そうなんだ!ありがとう」


永井くんを案内しているあいだも、私の頭の中はハルでいっぱいだった。


ごめんね、ハル。


でも私、ショックだったよ。





そしてその日のお昼休み────。


「なぁ、夏美。・・・話・・・ある・・・。今から来て。」


屋上に行く前、ハルにそう言われた。


・・・二度も断れない。


そう思った私は、ハルについていくことにした。




私たちが来た場所は、図書室だった。


自然とハルが女の子とキスをしていた光景が頭に過(よ)ぎる。


チクッ────


胸が・・・痛い・・・。