────お昼休み。


いつものように、屋上に集まった私たち。


「あれ?ハルは?」


だけど、ハルの姿が見つからない。


「あぁ、晴人なら女子に呼び出され・・・」


「こら!」


清水くんの言葉を遮るみっちゃん。


・・・ハル、女の子に呼び出されたんだ。


告白かな・・・。


ハル・・・人気者だなぁ。


ハルが人気なのは嬉しいけど、女の子に告白されるのはいい気がしない。


そんな複雑な思いを紛らわすため、私は笑顔で「お弁当食べようか」と言った。


お弁当を食べている途中も、ハルのことが頭から離れない。


ハル・・・今頃女の子に告白されてるのかなぁ。


その女の子がかわいかったら、ハルも揺れちゃうんじゃないかな。


そうなると、私はハルにフラれてしまうかも・・・。


考えれば考えるほど、不安が募るばかり。


私、いつからこんなにネガティブになったんだろう。