休み時間────。
いつものようにハルたちが2組に来た。
「ん?」
ハルが首をかしげた。
「どうしたの?」
「噂の転校生ってどれ?」
永井くんか!
私は、「あれだよ」と言って、女子たちに囲まれている永井くんに指を指した。
「えっ。女子に相当人気じゃん!顔が良く見えねー」
永井くんの席からは、女の子たちの声がたくさん聞こえる。
「拓海くんは彼女とかいるの?」
「拓海くんの好きなタイプは?」
「あたし拓海くんの彼女になりたいなぁ!」
すべて恋愛に関することだ。
私はその様子に苦笑い。
彼女になりたいなんて、そんな大声で言えるんだ。
すごいなぁ。
