オレンジ色の約束





そして次の日────。


「噂で聞いていると思うが、うちのクラスに転校生が来たぞー!」


朝のホームルームで新田先生がそう言った。


みっちゃんが言ってたことは本当だったんだ!


「じゃあ、永井、入れ!」


新田先生の合図で、教室のドアが開いた。


その瞬間、私はあまりのかっこ良さに、息を飲んだ。


長いまつげに筋の通った鼻・・・真っ赤なプルプル唇。


その人は“美形”以外の何でもなかった。


クラスの女の子たちは、みんな目がハートになっている。


男子たちは自分の目を疑うようにその“永井”くんを凝視していた。