体育祭が終わり、一週間が過ぎた。
みっちゃんは、予想通り清水くんと付き合いだした。
みっちゃんと清水くんは、すごくラブラブで、見ているこっちもドキドキしちゃうくらい。
心の底から愛し合っているのがわかる。
そして、今はお昼休み。
「あ!みんな知ってる?イケメンの転校生が、2組に来るんだって!!」
みっちゃんは、みんなに嬉しそうにそう言った。
・・・嬉しそう。
でも・・・清水くんはいい気しないんじゃないかな?
私の予想は当たったみたい。
「・・・美穂は俺じゃ物足りねぇの?」
みっちゃんの隣に座る清水くんが、不機嫌そうにそう言った。
清水くん、いつの間にかみっちゃんのことを美穂って呼んでる。
「そんなわけないじゃん!あたしは悠太郎だけで充分!!」
みっちゃんは明るい表情でそう言ったおかげか、清水くんの表情もすぐに良くなった。
お互い名前で呼び合うのって、素敵だね。