そして────。
男子の借り物競争が始まった。
担任の新田先生や、校長先生なども走っている。
次は清水くん。
「清水くーん!頑張れー!!」
「清水くん!!頑張って!!」
みっちゃんに続き、私も大声で清水くんを応援する。
そして清水くんが紙を引いた。
・・・ん?どうしたの?
清水くんは固まったまま動かない。
それから少しすると、清水くんがこっちに向かってきた。
・・・なんだろう?
「も、森中!」
みっちゃんか!
「えっ、あ、ああたし!?」
みっちゃんは動揺を隠せない様子。
しかも・・・顔を真っ赤にさせている。
みっちゃんは、戸惑いながら清水くんと手を繋いで走り出した。
・・・そういえばみっちゃんって、清水くんのことが好きなのかな?
それは、ずっと思っていたこと。
