オレンジ色の約束



「森中!隠すなよ。」


清水くんが真剣な表情でそう言って、みっちゃんは「わかったよ」と言った。


そして、みっちゃんは靴と靴下を脱いだ。


露になるみっちゃんの足。


みんなが凍りついた。


みっちゃんの足は、りんごのように腫れ上がり、青紫色になっていたからだ。


「みっちゃん・・・どうして言ってくれなかったの?」


すごく辛かったはず。


なんで・・・?


「あたしが痛いって言えば、夏美たちはあたしが走るのを止めたでしょ?あたしが走らなかったら、クラスのみんなに迷惑かけると思って、言えなかった・・・。実際迷惑かけちゃったけどね・・・。」


みっちゃんは泣きそうな顔をして笑った。


すると、清水くんがみっちゃんを真っ直ぐ見つめた。


そして優しく抱きしめた。


「迷惑なんて誰も思わねぇよ。理由知ったら誰もそんなこと思わない。・・・我慢して、森中が辛い思いしてる方が、俺は嫌だ。」


清水くんのその言葉を聞いて、みっちゃんは涙を流した。


清水くんに抱きしめられながら・・・みっちゃんが泣いている。