学校という名の王国。

9月23日

あれから3日がたった。
飯倉さんは次の日にはちゃんと来ていたが、その度にかんな達にいじめられていた。

今の時間は放課後だ。

私は1人屋上にいた。

すると誰かの陰が見えた。
近寄ってみると飯倉さんだった。
何をしているのだろう。
そう考えながら飯倉さんを見つめていると、飯倉さんは足を一歩踏み出した。
何をしているの。そこから先は何もないでしょ。
それ以上進んだら落ちちゃうよ。
そこまで考えたところでわたしはハッとした。
飯倉さんは飛び降りる気なんだ!!
止めなきゃ。どうしよう。
「飯倉さん!何してるの?!そこから先に行ったら落ちちゃうよ!」
飯倉さんは振り向いたが、すぐにまた前を向き、歩き出した。
私は走り出した。
なんとかして止めなければ。
必死に走り、飯倉さんに追いついた!と思った時にはもう遅かった。

飯倉さんの腕を掴もうとした私はバランスを崩し、転びそうになる。

と、同時に飯倉さんが落ちたと認識する。

「飯倉さんっ!」
私は叫び、下を見る。

下には血溜まりができており、飯倉さんの中身が飛び散っていた。

私は目の前が真っ暗になるのと同時に意識を手放した。