9月18日
「おい。お前まだ学校来てんのかよ。邪魔だから来んなよ。」
「相変わらず汚すぎ笑」
「ちゃんとお風呂はいってんの?爆笑」
「…」
教室にはいると聞こえてくるこの声。
あぁ。またやってるんだ。
いっつもいっつも飽きずによくやれるなぁ。
そう思いながら自分の席につく。
私は白蘭女子高等学校2年生の吉野あかり。
「あかり!おはよ!」
この子は一番の親友の、濱崎ゆうな。
1年の時、友達ができなかった私に唯一話しかけてくれた子。
「かんな達またやってるね。」
あかりが四人グループのほうを見ながらいう。
四人グループのリーダー的存在の、荒川かんな。
かんなは、家がお金持ちで、かわいいし、スタイルもいい。
そのかんなの周りに集まっているのは、山里のあ。中村ひかり。岡松さおり。
そして…いじめられているのが
飯倉あいり。
飯倉さんはこのクラスでも特に暗くて、無口で、宿題を出したりする時以外、1日中席から離れることはない。
そんな地味な子。
だけど、1つだけ気になることがある。
それは、髪の毛の異常なからまりと、頭垢だ。
まぁ、でも、そこまではよかったんだけど、ある日登校してきたかんなに、宿題を出そうとしてた飯倉さんがぶつかって、かんなが倒れて足首をひねってしまった。
そこから飯倉さんに対するいじめが始まった。
ある時は、机に「汚い」「臭い」と掘られていたり、上靴にコオロギや、バッタの死骸がはいっていたり。
ひどい時には、給食の中に雑巾を洗った水が入れられて、それをたべさせられたりしていた。
最初は抵抗していた飯倉さんも、今は抵抗する気もないのか、抵抗したらさらにひどいことをされると思っているのか、抵抗もなにもしなくなってきている。
それを見て誰も止めようとはしない。
それもそうだ。
自分がいじめられるリスクがあるのに、仲良くもない飯倉さんを助ける意味がない。
かんな達が女王様だとしたら、飯倉さんは奴隷だ。
そしてそれを黙って見ている私たちは、なんにもできない。
いや、しようとしないただの国民だ。
「今日クレープ食べに行こう!」
そんなことを考えていると、あかりがそう言ってきた。
「うん!いいね!そうしよっか!」
そんなふうに返事を返す私はなんて幸せなんだろう。
いじめられることもなく、友達もいて、帰りにクレープを食べて帰れるなんて。
奴隷にもなりたくないけど、女王様にもなりたくない。
私はこのまま平凡な国民であれればいいや。
そう考えながら1日を終えた。
「おい。お前まだ学校来てんのかよ。邪魔だから来んなよ。」
「相変わらず汚すぎ笑」
「ちゃんとお風呂はいってんの?爆笑」
「…」
教室にはいると聞こえてくるこの声。
あぁ。またやってるんだ。
いっつもいっつも飽きずによくやれるなぁ。
そう思いながら自分の席につく。
私は白蘭女子高等学校2年生の吉野あかり。
「あかり!おはよ!」
この子は一番の親友の、濱崎ゆうな。
1年の時、友達ができなかった私に唯一話しかけてくれた子。
「かんな達またやってるね。」
あかりが四人グループのほうを見ながらいう。
四人グループのリーダー的存在の、荒川かんな。
かんなは、家がお金持ちで、かわいいし、スタイルもいい。
そのかんなの周りに集まっているのは、山里のあ。中村ひかり。岡松さおり。
そして…いじめられているのが
飯倉あいり。
飯倉さんはこのクラスでも特に暗くて、無口で、宿題を出したりする時以外、1日中席から離れることはない。
そんな地味な子。
だけど、1つだけ気になることがある。
それは、髪の毛の異常なからまりと、頭垢だ。
まぁ、でも、そこまではよかったんだけど、ある日登校してきたかんなに、宿題を出そうとしてた飯倉さんがぶつかって、かんなが倒れて足首をひねってしまった。
そこから飯倉さんに対するいじめが始まった。
ある時は、机に「汚い」「臭い」と掘られていたり、上靴にコオロギや、バッタの死骸がはいっていたり。
ひどい時には、給食の中に雑巾を洗った水が入れられて、それをたべさせられたりしていた。
最初は抵抗していた飯倉さんも、今は抵抗する気もないのか、抵抗したらさらにひどいことをされると思っているのか、抵抗もなにもしなくなってきている。
それを見て誰も止めようとはしない。
それもそうだ。
自分がいじめられるリスクがあるのに、仲良くもない飯倉さんを助ける意味がない。
かんな達が女王様だとしたら、飯倉さんは奴隷だ。
そしてそれを黙って見ている私たちは、なんにもできない。
いや、しようとしないただの国民だ。
「今日クレープ食べに行こう!」
そんなことを考えていると、あかりがそう言ってきた。
「うん!いいね!そうしよっか!」
そんなふうに返事を返す私はなんて幸せなんだろう。
いじめられることもなく、友達もいて、帰りにクレープを食べて帰れるなんて。
奴隷にもなりたくないけど、女王様にもなりたくない。
私はこのまま平凡な国民であれればいいや。
そう考えながら1日を終えた。
