こころをひろいあげて

「あっぶねぇ~見つかってよかった!無くすとこだった!まじで
助かった!マジ感謝!」


「は、はぁ…どうも……」


「あれ…立華何こいつ」


江美が男子に気付いた。つづいてねねも。

「うっわ、誰こいつ、なに~何の用~」


「さっきのネックレスの落とし主なんだって」


「げっ!絶対彼女のとかじゃん、」


「その通り!彼女のでさぁ!ありがとう!恩に着るよ!」


その人は私に頭を下げてチカが向かった方へ足早に走って行った