こころをひろいあげて

私はチカに釘付けだった

あんまり男子と付き合ったりしないチカが、男子と喋っていて
男子はチカの髪を触って笑っている。

身長は高めで髪は黒で、眼鏡をかけていて……腕には風紀委員のタグ…


ああ……風紀委員か……


男の人が笑いかけると、チカもつづいて微笑んだ、良く見ると


頬を赤らめて……


しばらくしてチカが戻ってきた


「チカ……誰と話してたの?」


「え?……あぁ、風紀委員の先輩で」


「先輩?」


「うん、訳あってこっちの校舎に来てたんだって」