心地よい朝、鳥の鳴き声、いつもの朝ごはん

そして

いつもの学校。

昨日、どうやら私は彼が気にって仕方ないらしい。


でも彼は私を''夜野さん''と呼んだ。


先輩みたいに下の名前では呼ばない、つまりそれほど眼中にないのだろう

そりゃそうだ、だって私が勝手に好きになっただけだから

私は授業が始まってもぼーっとしていた


「ねぇ、立華??」


「おい、立華」


「りーつーかー」


江美やねね、チカに呼ばれてもぼーっとしてた、らしい……