こころをひろいあげて

江美の言う通り彼女のプレゼントだったんだね、

…………。


その男子は無邪気に笑っている。彼女も笑っている。


髪を巻いていて、茶髪で可愛い子。ネクタイの色が違うから、先輩なんだ
2年じゃん……1個上なんだ……。彼女。


彼女持ちの男子になんて興味無いし……。


「はぁ……。」


先生の説教はいつもより少し長かった。流石にイラっときた


もう江美は先生の話なんてこれっぽっちも聞いていない