「下切小学校はそのあといろいろあって廃校になったみたいで、今はちょっとした心霊スポットになってるくらいボロいの。」
「あ!あの山の上にあるボロいところ!?
あれ小学校だったんだ!」
杏奈と私は納得した。
工場の跡かなにかだと思ってた。
「そうなの。で、そこの3年2組に入ると
女の子の幽霊が出てきて、話すのよ。」
「はーーー!?幽霊と話すの!?」
「で、しゃべってると幽霊が箱を二つ出すの。大きいのと小さいの。そこで小さいのを選べば10万入ってるの。」
『じゅ・・・じゅうまん!?!?』
私と杏奈は声をそろえた
