そしてその指先が、ホットコーヒーのボタンを押す。 「あ、すいません」 邪魔になったと思って、あたしは自動販売機から一歩離れた。 そして同時に、あたしの視界に男子生徒の影がうつりこんでくる。 そしてその姿をはっきり確認して、あたしは声を上げた。 「うわっ逢坂?!」 背が高く、細身でスラッとした体型。 長すぎない髪の毛は綺麗な金色に染まっていて、ふわっと軽くセットしたヘアスタイルが目印。