あたしは自動販売機が設置されているエントランスまで歩いていた。
こうやって駿と笑いあったのは、いつぶりだろう。
駿があたしに笑ってくれたり、あたしが駿に笑ったりすることはあったけど。
2人で笑いあったことは久しぶりで、幸せで、あたしはただ笑顔が止まらなかった。
窓の外には相変わらず雪がうっすら積もっているけど、その寒そうな景色でさえ今は暖かく見える。
いつもなら何も思わない廊下でさえ、楽しく歩ける。
あたしはルンルン気分で教室を通り過ぎながら、そのままエントランスへと向かった。
――この時は…そう、幸せだった。

