今、2つの色で



でもあたしは駿が好きなんだから、こんなことされたら。


言えなくなる。


一度にたくさんのことが起こったせいか、状況に理解が追い付かない。


そう、駿が本当に学級日誌を書いていたらもう一度考えてみるって、未亜と話していたから。


だから、まだ別れは告げなくていいってこと、だよね。


このまま、何もなかったってことでいいんだよ、ね。


「駿…あたしもごめんね」


抱きしめられたまま、あたしは駿の腕の中で目を合わせた。


何度も合わせてきたその瞳は、今はあたしを見たままキラキラと光っている。


本当に、綺麗な瞳。