それでもまだ駿のことを傷つけてしまったことに対する苦しみが残っていて、あたしは更に大きく頭を下げた。 「凛夏」 駿の声に、顔を上げる。 目が合って、脚が震えた。 駿はただまっすぐにあたしを何秒か見つめて、そのままあたしに近寄ってくる。 どつかれる? 殴られる? 近寄ってくる駿と共に、あたしの中の不安が大きくなってきて。