正直もう助からないかもしれないと言われていた未亜は、お医者さんの懸命な治療と未亜自身の驚きの回復力で、命をつなぎとめたのだった。 「でももう大丈夫」 未亜は笑顔で、あたしにそう言った。 その横顔はなんだか懐かしくも思えた。 あたしはそんな未亜と笑い合って、そっと上を見上げる。 澄み切った空に、淡いピンク色の桜。 とても美しくて儚いその風景に、あたしは吸い込まれた。