――3月。 桜の舞う、通学路。 ついこの間までは雪が降り積もっていたのに、今ではその姿はどこにも見当たらない。 ピンク色に染まる街が、今日もあたしたちを笑顔にさせる。 「ごめんね凛夏、あの時は本当に心配かけたよね」 隣で笑うのは―― 「心配どころじゃなかったんだからね!」 もちろん、未亜。