空港の窓から、そっと空を見上げる。 さっきまで曇っていたはずの空。 今ではすっかり澄み切った雲一つない空へと、その色を変えていて。 降り積もる白い雪は、しっかりとその存在を主張しながらその空をゆっくりと舞っていた。 「白…」 白い粒に目を止めて、あたしはただ呟く。 触れるとすぐに消えてしまいそうだけど。 だけど実は、芯があって真っ直ぐで。