「っ逢坂っ!逢坂…っ!」 雪道を走ったあたしの脚は相当疲れていて。 寒さに耐えていた身体は、凍ったように冷たくなっていた。 逢坂は行ってしまった。 ここにはいない。 分かっていても。 それでも、何度も逢坂を呼んだ。