「え…?」 呆然とすることしかできないあたし。 未亜の母親の静かに泣く声だけが、そこに響いた。 どうすればいいのか分からなくて、あたしはただ今の今まで未亜がいたその場所を、見つめている。 未亜は無事なの? 治療って、どんな? 未亜は何か大きな病気になったの? ねぇ誰か教えてよ―― 「っ凛夏ちゃん…」 聞こえてきたのは、未亜の母親の声。