我に返って、あたしは病室の時計へと目を移して。 そして、驚いた。 9時30分…?! いつの間にこんなに時間が経ったのだろう。 逢坂が旅立つ飛行機は10時の便。 ここから走れば20分で空港に着くかもしれない。 今から走れば間に合うかもしれないけど――