その雫は、そっと未亜の手の甲へと着地して。 「…りんか…しあわせ…?わたし…しあわせだよ…りんか…ありがとう…」 ――未亜は、そう言って笑った。 「っ何でそんなこと聞くの、幸せに決まってるじゃん…っ幸せだよ未亜、あたしは未亜のおかげで今日もこれからも…ずっと幸せだよっ」 強く強く握った手は、もう離さない。 はずだったのに。 ――ヴー、ヴー… マナーモードにしていたスマートフォンが、ポケットのなかで振動するのが分かった。