今、2つの色で



その長いまつげを伏せて、そっと目を閉じていた。


「未亜は…」


ベッドに近寄って、そっとその手に触れた。


冷たかった。


凍えるような気温の中、外から走ってきたあたしの手。


普通ならあたしの手の方が冷たいはずなのに、未亜の手は冷たいと感じてしまって。


ピコン…ピコン…


静かな病室に響く心電図の音だけが、あたしを追い詰める。