今、2つの色で



あたしの作った、そのクッキー。


不器用さがにじみ出ていて、上手とは言えなかったけど。


自分だけが作ったアイツへの想いだと思うと、多少形が悪くても…それでも伝えられる気がして。


何故か勝手に満足して、あたしは笑顔をあふれさせた。


「ねむ…」


料理なんていつも全然しないあたし。


慣れない作業に疲れ果てて、自分の部屋へ入ると、そのままベッドに倒れて目を閉じた。