あたしは結局そのまま、逢坂に家の前まで送ってもらった。 辺りは暗くて、これから逢坂がこの道を歩いて帰っていってしまうんだと思うと少し寂しくなるけど。 あたしはやっぱり笑顔で今日を終わりたくて。 涙は明日、旅立つ逢坂を見送るときまでとっておくことにした。 「んで…これ俺の連絡先、お前のも教えて」 家の前で、逢坂はスマートフォンを操作しながらそう言った。 そしてここで初めて、あたしと逢坂は連絡先を交換する。