今、2つの色で



「惚れ直しただろ」


金髪の隙間から覗くその瞳にやられて、あたしはつい本音を言葉にしてしまう。


「…はい」


「よろしい」


何故か上から目線の逢坂の言葉に、あたしは笑って。


気がつけばもう、そこに涙はなかった。


「おいお前ら~もう学校閉まるぞ~」


体育館の入口でそう声をかけてきたのは、見回りをしていた男性教師だった。