「あ、凛夏じゃん」 「逢坂」 あたしはバレーの試合を終え、エントランスにある自動販売機で、ひとり飲み物を買っていた。 残念なことに、あたしのクラスは負けてしまって。 決勝戦へ続く道はあっけなく消え去ってしまったけど、楽しかったから良かったって思うことができた。 そんなあたしの前に、逢坂が通りかかった。 「お前さっき試合出てただろ、見てた」 逢坂はスポーツドリンクを買ったあたしに近寄って、そう話しかけてくる。