今、2つの色で



白石さんみたいに変化をつけてくればよかった…。


例えばピンクのチークをのせてみるとか、いつもよりマスカラを多めに塗ってみるとか…。


あたしは急に心配になってきて、白石さんを見るけど。


「お互い、頑張らなくちゃね」


そんなあたしの心配をよそに、白石さんは笑った。


スポーツの試合を?


それとも――逢坂への告白を?


どちらかなんて聞かなくても、あたしには白石さんのその言葉がしっかりと響いて…こんなんじゃダメだ、もっと強気のあたしでいなくちゃって思った。


「うん、頑張ろ!」