このスポーツ大会が終わったら…いよいよ伝えるんだなって思うと、改めて緊張してきた。 体育館に飛び交っているたくさんの声が、遠くから聞こえる声のようにぼんやりとこだまする。 逢坂のことを考えるたびにふわふわする心。 くすぐったくて、何だか落ち着かない。 いつから、こんなに逢坂のこと好きになったっけ。 「近藤さん、こんにちは」 その声で、ハッとして我に返るあたし。 声のしたほうへ顔を上げると、そこには白石さんが立っていた。 …んだけど、その姿はまるで別人。