「腹減ったんだけど、何か食うもん持ってない?」 「ないよ!!てか引っ張らないでよっ!!」 逢坂はつまらなそうに、あたしの髪の毛から手を離す。 「白石さん、やっほー」 あたしは逢坂に引っ張られて少し乱れてしまった髪の毛を整えながら、笑顔で白石さんに手を振った。 「こんにちは」 白石さんも笑顔で、頭を下げてくれた。 お互い好きな人が同じ人でも、こうやって仲良く…明るくライバル宣言ができるのって、きっととても素敵なこと。 正直ちょっと不安もあるけど、いい経験にもなるかもしれないな。