そして、駿は眉を下げるようにして笑った。


「分かった」


――その言葉は優しく、そして少し切なかった。


でも、この想いに迷いはない。


あたしは本気で。


本気で、逢坂に恋をしたから。


「ありがと…委員会行こう」


あたしは駿に笑顔を返すと、しおりと荷物を持って委員会へと向かった。