今、2つの色で



「逢坂!離せっ!!!」


そう言うと、あたしは力づくで逢坂の腕の中から脱出した。


シンとしている教室の中、あたしの声が響き渡る。


駿はただあたしを見ていて。


その表情は、笑いでも怒りでも…寂しさでもない。


「駿!本当にこれは嘘!!!コイツが勝手なこと言ってるだけ!!!」


今更遅いかもしれないけど。


でもあたしは本気で駿のことが好き。


こんな問題児と浮気なんかできたら、悩んでない。