そして。 何故か徐々にその足音が近づいているのがわかる。 まさか。 「…おい」 ドキーーーーーーーッ!!!!! 近くで、その声が聞こえた。 それが駿の声なら良かった。 駿の声だと信じたかった。 でももう無理だと悟ったあたしは、泣きそうになる心をなだめながらそっと顔を上げた。 目が合う。