「ね~、私タイツ履いてきちゃった~」 未亜はそう言ってあたしの隣を歩き始める。 「ほんとだ!あったかそー」 未亜のスラリとした脚は黒いタイツで覆われていて、素足のあたしから見ると本当に暖かそう。 「凛夏また素足だ、寒くないの?」 未亜は手で口元を押さえながら笑って、あたしを見る。 「寒いけどこれがいい!女子高生っぽくて可愛いじゃん?」 「変なの~」 サク、サクと、雪を踏む音が朝の通学路を奏でる。 昔から変わらない、いつも通りの雰囲気と笑顔が、今日もあたしたちの心を優しく包んでいた。