翌日、あたしはいつも通り軽くメイクをすると、制服のネクタイを結んで、軽い足取りで家を出た。 「いってきまーす」 今日は天気がいい。 あたしの長い髪の毛を揺らす、かすかな冬の風。 少しだけ降り積もって地面の表面を白く描く雪は、朝の眩しい光に照らされてキラキラと輝いていた。 ――ってオイ自分!!! いやいや、こんなのおかしい。