窓に映るのは、少し薄暗くなった空にお似合いのオレンジ色の夕日。 そして、しっとりと降り積もる雪。 静まり返った教室の中で、逢坂はレモンティーを飲んでいる。 ――それは、あたしが落とした恋のかけら。 「…寒くなるよ、こんな真冬に冷たいドリンクなんか」 今すぐに帰ろうと踏み出した足は、気がつけば逢坂のいる教室の中でとどまっていて。 あたしはその場でしばらく、レモンティーを飲む逢坂を見つめていた。